神宮外苑再開発

神宮外苑の再開発に対して反対運動が起こっています。反対側は、これまで継承されてきた歴史と文化が失われると反対しているようです。日本の政治は、余りにも安易に、それぞれの街や地域に積み重ねられた時間――歴史を無視して、開発を継続してきました。都心の至る所で進められているタワーマンションの建設と再開発。開発側は自慢げに喧伝しますが、どれもこれも同じような、型に嵌ったようなものばかり(コレド室町・コレド日本橋なぞ、愚の骨頂、江戸の街の一体何を知っているというのか)。全く人間味の無い街並み。一体だれがこの状況を歓迎しているのでしょうか。この開発によって潤う業者と業者から多額の献金を受ける政治家でしょうか。我々一般市民が、余りにもこの現状に無関心でいることが、根本的な原因ではないかと思われます。我々の意識の改革こそが、閉塞状況を打破する鍵となるのではないかと思います。