私が住んでいる板橋区の大山地区は、現在再開発を行っており、二棟のタワーマンションの建設が進みつつあります。大山には、ハッピーロードという全長560メートルほどの商店街があり、アーケードが付いた商店街としては、都内有数です。その商店街が、再開発によって分断され、現在の形が無くなろうとしています。
商店街を通る補助26号線(東京都道420号)の拡幅計画に伴って、商店街には四棟のタワマンが立ち、東武東上線が高架になるのです。しかし、なぜ再開発にタワーマンションが必要なのか。現在、東京の至る所でタワーマンションが建設されておりますが、これは高度経済成長期の上物主義が未だに続いていることの証ではないでしょうか。世界の潮流に逆行しているとしか思えません。お題目でSDGsを掲げているような不動産会社は、許せません。政治と行政に我々自身がもっと目を向けなければなりません。